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天空の蜂

先日、天空の蜂を見てきました。

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映画は、1995年が舞台。謎の人物「天空の蜂」に
遠隔操作で乗っ取られたビッグBが、福井県にある
原子力発電所「新陽」の真上に静止するという事態
が発生する。

犯人は、ビッグBの燃料が切れて新陽に墜落する
までの8時間以内に、国内すべての原発を廃棄
するよう要求。
全国民が人質ともいえる危機的状況のなか、息子
がビッグBの中にいると知った開発者の湯原(江口)は
旧知の仲である原発の設計士・三島(本木雅弘)らと
協力し、犯人の野望を食い止めようと奮闘する。

この映画、なんと言っても巨大ヘリコプター ビックB
の迫力が凄かったです!!
B.jpg
全長34メートル、総重量25トン
なんとも大きい化け物ヘリ
001l.jpg
手前に映り込んだ航空自衛隊ヘリとの大きさの違い
見比べて下さい 驚くほど大きなビックBです。

こちらCGなのですが、内部のシーンは30メートル級の
巨大セットを組んで撮影されたようです。

納入式(ビックB)に見学者と来場していた
湯原の妻とその息子。
このビックBに湯原の子供が乗り込んでしまい
飛び立ってしまうのですが・・・・
前半は、この子供の救出劇が見所。

息子さん、しきりに足で色々なものを蹴り
落ち着きのない子供だな~と思っていたのですが
実は、これモールス信号だったのです。
父親に=ボ・ク・ハ・コ・コ・ニ・イ・ルと
ずっと信号を送っていました。
家庭を顧みず、仕事に明け暮れる父親に
こっちを見て!寂しい・・・と言っていたのでしょうね。
このシーンは、ウルっとしました。

そして、テロリスト役の雑賀(綾野)
迫力のある演技でした。
新米警察との絡み・・・
見ていて、うわ!と思ったシーンもありましたが
手錠を外すのかと思いきや
自分の親指の付け根からナイフで切断。
これは、凄いな~~と驚きのシーンでした。
最後は逃げ切れないと思いトラックに飛び込み
亡くなってしまいます。

原発が原因で、子供を亡くした父(三島)
友人を亡くした雑賀
この2人がビックBを奪い、原子炉にヘリを
墜落させる計画を企てる。
三島の協力者、赤峰
どうしても、彼女を見ているとトリックが
ちらつき~うん、、、と思ってしまいました。

とにかく、色々な機関の人間が登場します。
政治家、警察関係、消防関係、原発関係
自衛隊などなど、、、、
原発を巡って色々なドラマが繰り広げられます。
3.11の後、津波や原発関係の事はデリケートな
問題として取り扱われてきました。
映画の予告を見たときにえ~~原発の映画?
そうなんだ。と思いながら見ていました。

もんじゅ
こちらのブログ、読んでみて下さい
http://blogs.yahoo.co.jp/matiplanplan/
63560091.html

引用:原発の問題点がちゃんと描かれている点としては、
「命より電力が大切」「国民を欺く」という政府・電力会社
の姿が浮き彫りにされ、プルトニウム製造原発である
高速増殖炉(もんじゅがモデル)の事故により中四国・近畿
・東海がプルトニウムで汚染されて死の世界になると
いうことや原発が航空機事故やテロに脆弱であることを
伝えている点、原発労働者の被ばくを犯人の動機としている点
無関心な「沈黙の群衆」を批判させている点などである。
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三島の最後の一言
”電力は人命より重い” 考えさせられますね。

詳しいネタバレは、こちらより(小説)
http://1wordworld.blog26.fc2.com/
blog-entry-783.html


もしも、巨大ヘリが落ちていたら?
そう考えると本当に恐ろしいですよね。
今回は、無事海の方に落ちて事なきを得るの
ですが、もしもテロリストや他国に原発を
狙われたら・・・もう日本には住めなくなるし
被害だって相当なな物だと思います。

最初はヘリが見たくてワクワクしながら
見ていましたが、終盤は
本当に色々な事を考えさせられました。

是非見て頂きたい映画です。


【2015/10/08 10:19 】
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