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今年は8日が立秋でした。日中は、残暑厳しく・・・秋が来るのだろうか?なんて思ってしまうほど宮崎は、まだ夏を感じますが朝晩の風が少し秋の香りがするな(^-^)と思う今日この頃です。古今集 巻4秋歌上 169 藤原敏行朝臣秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる秋が来たことは目に見えないけど風の音で秋の訪れに気付いたまだ8月半ばですから、秋の訪れを感じる事も少ないですが、朝の冷たい風が入ってきたときに、風も変わってきたな~~もう直ぐ、秋が来るねと思います。好きな俳人 与謝蕪村蕪村が秋に詠んだ句にびいどろの 魚おどろきぬ 今朝の秋 と言う句があります。現代語訳:立秋の朝さすがにどこか涼しく、硝子の中の金魚も大きな目を開いて驚いているようだ現代語訳では、上記のように訳されていますが私的には、秋風で水面に波紋が立ち秋の訪れを喜んでいるように思います。与謝蕪村は画家でもあります。蕪村の句は色彩感豊かな句が多いのは絵描きだからでしょうね。秋の句には、おどろく・・・と言う言葉がよく使われます。風の音に秋の気配を感じてはっとするという詠み方が伝統的とされているようですが、現代俳句の立秋の句にもその伝統が続いていますね。俳句って、素晴らしいですよね。この短い五・七・五の三句十七音で自然の美しさや人の心情を表現すって素晴らしいなと思います。毎月季節の句をお店のホワイトボードに書いて居ますが、中でも大好きな句は春の句としてホワイトボードに書いていた風吹かず桃と蒸されて桃は八重細見綾子女性らしい綺麗な句だと思いました。男性では、ちょっと表現出来ない?そんな素晴らしい句です。